すくすく広場とは

あそび・まなび・たべる

一般社団法人すくすく広場について

 

理事長  坂本佳代子

  • ①子ども食堂をつくろう!からの出発

「この町にも子ども食堂を作ろう!」をきっかけとして、今現在、子育てに必要な支援をしていくことを目的に、2016年11月、一般社団法人すくすく広場が発足しました。

この法人は、子どもの健やかな育ちを守り進めていくとともに、保護者や関係者の養育についての支援も併せて行い、地域コミュニティの中で安心して暮らせる基盤づくりに寄与することを目的(定款第3条)としています。

「孤食」という言葉をご存知ですか?

いま、格差が広がりつつある社会の流れにあって、親が懸命に働いていても(いるから?)―満足な食事が食べられない、安心して過ごせる居場所・遊び場がない、勉強したくても気持ちがくじけてしまう―と、閉じこもりがちになる子もいれば、つらい気持ちを押し殺しながら、日々元気であるかのようにふるまっている子どもたちも少なからず確実にいることは、テレビなどでも取り上げられ、大きな関心を呼んでいます。

私たち、微力ながら地域を大切に思うおとなたちは、この地域で、どんな子もみんなが一緒に、のびのびと豊かに育っていってほしいと願っていますが、このために、いま私たちに出来ることは何でしょうか?

「子ども食堂」がその一つの答えです。私たち自身の近所に、同じ志を持つ大人たちが和やかに集い自ら楽しむ場を作り、「困っている子」に限らず近所の子どもたちを楽しく迎え入れる場を、週に1回でも継続して作ることから、それは始まります。

本法人では、先ず実践することとして、

(1)月に1回、昼間には遊びと昼食作りの活動を行います

ここでの昼食がまさに「子ども食堂」となるのです。絵本の読み聞かせ、読書、将棋やオセロなどのゲーム、積み木や綾とり、手芸や工作などなど。今や、ともすると失われがちな、ぬくもりのある豊かな世界を大切にしたいものです。

(2)週に1回、夕方からの活動として学習と夕食(子ども食堂)の会を行います

例えば、勉強していて18時を過ぎると温かいご飯が用意され、お仕事から帰ってきた親御さんも一緒に交じって過ごしたり、一緒に帰っていったり…。ごはんづくりも、たくさんの可能性を持った共働の場になるでしょう。親同士の会話も弾むでしょう。

このように、老若男女それぞれが、それぞれの良さを発揮し合って、地域に根ざしたなごやかな活動を作り上げていきたいと望んでいます。

②“あそび・まなび・たべる” 一般社団法人すくすく広場とは

ところで、私たちがそうですが、せっかくこのように考えても、「何かトラブルが起きたらどうするの?」「資金の面がなあ?」などの疑問が誰の頭にもつきまといます。そこで、1つずつゆっくりとていねいに「子ども食堂のある活動」を作り上げ、共同で運営をしていくために、私たちは、一般社団法人すくすく広場を立ち上げました。

すくすく広場は、代表の坂本佳代子を中心に、子育て経験者、元教員、保育士、栄養士、社会福祉士、臨床発達心理士や大学教員など、多彩なメンバーが集まるボランティアグループです。また、今、どの自治体も「子育て支援」を掲げて、その充実を模索していますが、それは決して箱物としての施設の充実に限らず、むしろ地域の人的資源をどう生かすかという課題意識を持つことが当たり前になってきています。ですから、役所や教育委員会との連携を進めるうえでも、法人格を取得することは意義のあることと考えています。

私たちが行おうとしている事業は、

(1) 子どもや、保護者への食事の提供

(2) 親と子のくつろぎの場の提供

(3) 子どもの遊び支援

(4) 子どもの学習支援

(5) 子どもの発達支援

(6) 子どもの養育相談

(7)  子どもの生活充実のための催し事

(8) 地域の子育てに寄与する研修・講習会

(9) その他目的を達するために必要な事業

―ですが、すでに加須の地域では5年半前から、臨床発達心理士会埼玉支部を中心にして月1回土曜日の「ぴえろのあそびば」を継続して来た歴史があります。すくすく広場では、この歴史を引き継ぎ、加須を基地にさらに県内にも発展させて行きたいと考えています。

 

③ぴえろのあそび広場から一般社団法人すくすく広場への引き継ぎ

臨床発達心理士会埼玉支部は2011年3月11日の東日本大震災による被災者支援の一環として、埼玉県加須市の旧騎西高校に避難して来られた福島県双葉町住民に対してのボランティア活動を続けてきました。「ぴえろのあそび広場」は子どもと保護者を対象として、月に1,2回遊びと食事をセットメニューとした活動です。6年間の歳月を経て、従来の加須市民の方々が多く参加されるようになりました。もはや双葉町の方々の被災者支援と位置付けることは実態とそぐわなくなり、加須市での子育て支援活動と位置付けることの方がニーズに応えるものとなっていると判断しました。そこで、地元加須市の方々が設立運営しているNPO法人加須ふれあいセンターに相談することにしました。そこでの話し合いから、今後は新たな活動になり、会計面の独立性も重要であるので、新たな法人を新設しようということになりました。それが一般社団法人すくすく広場なのです。

なお、臨床発達心理士会埼玉支部は2017年度支部総会(2017年5月28日)において一般社団法人すくすく広場の団体会員となることを決議しました。

これまでの経緯を以下にお知らせいたします。

 

④一般社団法人すくすく広場誕生まで

2016年5月30日 NPO法人加須ふれあいセンター運営会議に、臨床発達心理士会埼玉支部加須市ぴえろのあそび広場担当の坂本佳代子が参加し、子どものくつろぎの場と食の支援の必要性を訴えた。

7月11日 加須市で食を含む子ども支援、子育て支援の在り方の検討会開催

8月 3日 子ども食堂開設についての相談会

8月27日 子ども食堂練習会(第1回・ピザ作り)を加須ふれあいセンターで開催

9月2日 ぴえろのあそび広場を継承する形で、「あそび、まなび、たべる」を支援する活動を作っていく方針を確認

9月24日 子ども食堂練習会(第2回・中華まんじゅう作り)開催

11月17日 一般社団法人すくすく広場設立登記完了

11月中旬から各機関等にあいさつまわり。保健所に指導を求める

12月3日 ぴえろのあそび広場に参加見学

12月8日 一般社団法人すくすく広場の設立準備会開催

第1回理事会

・今年度活動計画・予算案作成

・定款に基づく役員決定

12月23日 一般社団法人すくすく広場設立社員総会(於:市民プラザかぞ)

1月からは、市内の公民館やコミュニティセンターを会場に、毎月1回開催する「すくすくのあそびひろば」を中心に、地域でのつながりを作り、5月からは「小さな子ども食堂」の1コ目として、週1回の中高生の勉強会を市民プラザ加須で始めています。

5月には、加須市の市民活動団体として登録・認定され、各公民館の使用が無料で出来るようになり、6月には平成29年度加須市地域市民活動支援補助金の交付を受けることも出来ました。

 

どうぞ、これからの一般社団法人すくすく広場発展への

ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。